プレゼンの話し方で重要な事は、声に抑揚を付けることで自分の言いたいことをしっかりと聞き手に印象付けることです。

人間は元来人の話を聞くのはあまり得意ではなく、まして数十分のプレゼンの内容を全て聞いて憶えているということはとてもできません。その為、必ずこの部分は憶えて欲しい、印象付けたいというポイントを意識して行わないと、聞き手はその内容をすべて忘れてしまうということになりかねないのです。

そのために重要な方法として、声の抑揚が有ります。強調したいところで声を大きく強く出すことで話の流れにメリハリをつけ、強く印象付ける方法ですが、この声の抑揚の使い方によって、声に抑揚のない方は話の内容を強く印象付けることが出来ます。

抑揚の付け方にはいくつかのポイントが有ります。

声の高低

一つは、印象付けたい単語に関して強調したい場合です。商品名や重要となる単語については、はっきりと大きな声で話すことが大切です。又、その単語を話す際には、単語の頭の部分に特にアクセントをつけて話すと強く印象付けることが出来ます。これは強く頭の部分を話すことで相手に対して重要な単語であることを印象付け、しっかりと聞く準備を潜在的にしてもらうことに繋がります。

声の強弱

また、話の流れの中で印象付けたい場合には、その部分を声の高低を変えて話すことも重要です。人間の耳は同じような音の高さや大きさの音を継続して聞いていると耳が慣れてきて注意力が散漫になってしまう性質を持っています。

大きな音の中に長時間いると耳が慣れてくるのと同じで、大きな声で話をしていてもその声の大きさや高さが単調であると耳が慣れてしまい、注意力が散漫になり集中して内容を理解することが難しくなってしまうことになるのです。その為、声の高低を変化させることも聞き手の注意力を途切れさせないためには非常に重要です。

話すスピード

また、声の強弱や話すスピードも非常に重要な要素となります。よく行われるのが、強調したいところでは話すスピードを落としてゆっくりと話すことで、聞き手に対して重要であるというメッセージを送る方法です。

この方法は多くの人が学生時代から経験しており、先生が講義をする場合には大事なところは話すスピードを落としてゆっくりと話すことで、その部分が重要であると学生は直感的に感じているものです。多くの聞き手はこの経験をしているので、話すスピードがゆっくりのところは重要であると感じて意識してくれるものです。

しかし、プレゼンを行う場合には多くの人が限られた時間の中で出来るだけ多くのことを伝えたいとついつい早口になってしまうものです。又、大勢の前で話すことに対して苦手意識があるという人も多いため、なかなか話の中でこれらの工夫を行うことは簡単なことではありません。そこで意識したいのが、話す内容に感情・気持ちを込めて話すことです。

感情・気持ち

人間は直観的に相手の言葉に感情・気持ちがこもっているかどうかを判断することが出来るものです。それは声の高低や声の強弱によって判断されるものですが、そのパターンを予め理解しているため、言葉の中では謝っていても抑揚がその言葉に見合っていないと反感を感じてしまうものです。逆にそのパターンにそった抑揚で話をされるとその気持ちがすんなりと受け入れられることになります。

そのため、自分が話す内容を事前にしっかりと理解した上で、その内容に中でどの部分を自分が聞き手に伝えたいのか、どの様な感情・気持ちを込めて伝えたいのかをしっかりと整理しておくことが必要です。又、多くの内容の中でこれだけは理解して欲しいという内容を抜き出しておくことも大切です。このような準備をしておくと、予め原稿を用意していなくても非常にメリハリのある話しかたが出来るものです。

逆に原稿を用意してこれを読むだけにしておく人も多い物ですが、その場合には原稿を読むことに気を取られて抑揚を付けることを忘れてしまい、聞き手から見たときにポイントが分からない内容となってしまうことが多いのです。

効果的なプレゼンを行う際には、はじめから最後まで話の内容が理路整然としていることが重要ですが、これをあまり意識してしまうと内容は非常に良くても、聞き手にとってはその内容が後で文章で見ないと分からない、あるいは難しい内容となってしまうことが少なくありません。

学校の勉強などではその内容を理解することが自分の利益に繋がるため、必死で内容を理解しようとしますが、プレゼンの場合には内容が理解されないとそのまま忘れられてしまうことになります。

聞き手にとっては忘れてもデメリットが無いためですが、話す側にとってはしっかりと理解して興味を示してもらわないといけないため、この場合には敢えて理路整然とせずに話の内容が引っ掛かる様な話しかたをするのが良いとも言われています。

そのポイントが、声の高低や声の強弱を使い分けることを多用し、ポイントを明確にして話す事になります。さらに、極端なほどに話すスピードを変化させることでメリハリを印象付けることも重要です。このような話しかたをすることで聞き手は話す側に対して共感を持ち、またしっかりと話を聞いてくれるようになるのです。

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