生きていくうえで私たちは仕事でもプライベートでも人と会話をせずに過ごすことは無人島に住んでいない限りありえません。そのため、人間関係を構築するうえで会話は避けて通れない問題です。もともと人と話すのが好きで得意な人はあまり悩むことはありませんが、内気な人や話下手な人にとっては会話自体を苦手だと感じていることが多いです。気心が知れている家族や親友であればそれほど話すのに緊張することもありませんが、相手の趣味や嗜好、性格や考え方がわからない初対面の人と会話を続けさせるのはとても難しいときもあります。いくつか質問をしてもなぜか話が途切れてしまい、気まずい沈黙が続いた経験を持っている人も多いでしょう。

まず、会話をするときの基本としては自分自身がリラックスしていることが大事です。リラックスするためには、会話を途切れさせないと考えずに、多少沈黙する時間があってもあまり気にしないようにすることです。話下手な人がよくやりがちなこととして、話を途切れさせてはいけないと思い込んで、ひたすらマシンガントークをしてしまい、相手を疲れさせてしまうことがあります。トークは、スポーツで例えるとテニスに似ています。テニスでも永遠にラリーを続けることはできないように、トークもある程度の話題の区切りがついたら少し休憩するように沈黙する時間があるほうが次の話題を考えることができたり、相手が話した内容を自分の中で反芻することができます。トークを途切れさせてしまう人に多い過ちとしては、話の話題の振り方が下手な点があげられます。

雑談が苦手な人が話が続かない理由として「何を相手と話せばいいのかわからない」というものがあります。あまり親しくない人と話すときに気をつけることとしては、いきなりデリケートな話題を質問しないことが大事です。デリケートな話題で具体的なものであれば、年収や貯金などの相手の金銭事情や恋人や配偶者の有無、相手の顔やスタイルなどの外見に関する内容などがあげられます。

また、仲が良い間柄でも避けた方がよい話題として「宗教」や「政治」があります。「宗教」「政治」は、その人にとって人生観を表すものであり、それについて話すのは場合によっては相手の機嫌を損ねる恐れがあるからです。何を話せばいいのかわからないからといってもこれらの相手のプライバシーに関するものに関しては最初は避けるのが良いです。一番話しやすい話題としては、「食べ物」や「趣味」などの話がおすすめです。

しかし、相手に「好きな趣味は何ですか?」と尋ねるのはあまりよくありません。人によっては、本格的な習い事や何年も続けているようなものでないと趣味として他人に言えないと考える人も多いからです。そのため、聞くのであればもう少し絞った聞き方をする方が相手も答えやすいです。趣味関連の話題を上げるときには、メジャーな趣味から探っていくのがおすすめです。

具体的には「映画」や「音楽」、「読書」、「スポーツ」「旅行」などがあげられます。食べ物も多くの人がそれなりに興味を持ちやすい分野であり、食に興味がない人は比較的少ないので、たいてい何かしらの答えが得やすい話題です。話が続けやすい話題としては、相手が興味や関心をもっている事柄について尋ねるのが一番話が続きやすいです。

相手の関心や興味は、質問をしなければわかりませんが、相手のファッションや髪型、雰囲気からある程度推測することもできます。そのため、話しをすることばかりに気をとられないで、相手の表情や服装、スタイルなどを観察しておくことも大事です。相手が女性であれば、大半の女性がファッションには興味がありますので、相手の服や化粧、髪型について話題を振るのもおすすめです。

相手と話しを続けるコツとしては、質問ばかりをしすぎず、ときどき相手の返答や質問に対しても話が膨らみやすい受け答えをすることも大事です。

ひたすら質問だけをしていくと、相手は警察の尋問を受けているような不愉快な気持ちになりかねないからです。相手が話題について話してくれた時には、なるべくそっけない返答をせず、共感するように心がけます。人は自分の話に興味や関心をもってくれる人に対しては、自分の情報を開示しやすい心理状態になり、話しがしやすくなります。

そのうち、相手の方から話題を振ってくれるようになり、自然とお互いに話題が途切れないようになり、話しが途切れにくくなります。話を途切れやすくする人が無意識にしている悪い癖としては、相手の話を聞いているときに無表情でいることがあります。リアクションがない相手に自分の話をするのは、人形に話をしているようで徐々に虚しい気持ちになっていき、話す気力がそがれていく恐れがあります。

コミュニケーション能力は、経験が大切です。相手の性格によっても話の仕方は違ってきます。一番良い方法は、いろんな年齢層の人と話をすることです。