年の瀬、12月は、何かと人と会うことの多い月。日ごろお世話になっている人はもちろん、久しぶりに会う人でも、年末の挨拶まわりや忘年会、納会など飲み会の機会があれこれ増え、たわいない世間話で雰囲気よく過ごしたい場面も増えてきます。
そんな席でも、毎日顔を合わせているような同僚や後輩、仲の良い友達やバイト仲間などなら、話題にこまることはないかもしれません。今回は、12月という特別な季節だからこそ会う機会が増える、もうすこし距離感のある人たちと、気持ちよく会話をつなげられる、世間話の話題を紹介します。
異性でも、仕事相手でも目上の方でも、失礼がなくて無難に盛り上がれる話題、ひとつでも多く持っておくと、沈黙に困ることなくコミュニケーションが弾むはずですよ。
一年の振り返り、月ごとに思い出すと意外と楽しい。
12月だからこそ、自分も相手も思い浮かぶネタが多いのが、その一年を振り返った話。「今年はどんな一年でしたか?」「今年いちばんのイベントは何でしたか?」など、仕事もプライベートも含めて、その人の実の内話を聞くつもりで質問してみると、相手との距離感もグッとちぢまるかもしれません。ちょっと気になる話題や自分も興味があるトピックスが出てきたら、それについてもう少し詳しく振り下げて聞くと会話のリレーが続きます。
もし、もっと仲良くなりたい相手なのにもかかわらず「特にこれと言ってないなあ」なんてつれない返事が返ってきたら、「1月から振り返ってみましょう!」と、その年の1月から月ごとに一緒に振り返ってみるのをおすすめします。1年まるごと振り返るのはどんな人でもなかなかめんどくさく感じしまうものですが、月ごとまで落とし込めば、必ず一つや二つ、思い出深いトピックスがあるというもの。相手自身が忘れていたようなことも、ふと思い出されてきたりして、意外と盛り上がれる時間になるものです。
大掃除の話。便利グッズや面白アイデアの情報交換も
12月と言えば大掃除。みんな、好きではないけれど新年までにやらなければ…のTO DOリストに入っているので、何かしら準備をしたり、日取りを考えたりとしているもの。雑誌やテレビでも話題の増える気季節ですから、どんな人でもちょっと気になっている道具、試してみたい方法などがあるものです。「もう大掃除はしましたか?」、「毎年どんなふうにしてますか?」、「去年新しく買った、この道具が意外と使い勝手が良くて…」など、会話のキャッチボールが弾むはず。
イルミネーションの話題。クリスマスシーズンは特に◎
街のあちこちでさかんになってきたイルミネーション。クリスマスシーズンは特に、いたるところで凝った飾りつけが
されています。「どこか行きましたか?」、「混んでましたか?」、「見る場所でオススメはありますか?」、「近くにいいカフェはありますか?」など、これから行きたい人なら聞きたいことも山ほどあるのでは?
また、車で行く予定なら、渋滞情報や駐車場情報なども、ナビで調べるより実際の話を聞いた方が確かかも。大きな商業ビルだけでなく、地元の人ならではの小さなお店や川沿いのライトアップ、ちょっと足を運んでいきたい小旅行エリアのイルミネーションなど、穴場情報にも出会えるかもしれません。
年末年始の過ごしかた。旅行に行く派? 家でまったり派?
日本で一番長い休みは、12月末からお正月までの年末年始。この連休を楽しみに、12月の忙しさをなんとか頑張っている人も多いのではないでしょうか。「年末年始はどこか行かれるんですか?」など旅行に関する話だったり、「うちは寝正月ですけど、近所にこんなところがあって…」など地元の穴場スポットの話、また、「今年は2日間追加して休めばかなり長く休めそうですね」などカレンダーにまつわる話など、いろいろな方向に広げることができそうです。
どんな人でも、楽しみにしていることを聞かれるのは、うれしいもの。話す方も聞く方も、自然と楽しく盛り上がれます。
おせちの話。地方ごとの特徴は意外と面白い雑学に
お正月と言えばおせち料理。いまでこそ、3段重すべてを一から作る家庭は少なくなってきていますが、それでも数品は手作りしたり、あるいは「この一品はここで買う」「これだけは実家の味を受け継いでいる」など、日本人なら、なにかしらこだわりはあるものです。
「今年のおせちはどうしますか?」の一言だけで、その家庭での風習や、具体的な作り方、おすすめのお店、予約状況などいろいろな話がわいてきます。作る側の人同士なら、作るメニューを少しでも簡単に&おいしくするためのレシピ交換だけでも盛り上がりそうですね。
また、出身地方が違うと、おせちの風習もだいぶ異なるのがおもしろいところ。お雑煮も然りですが、入れるものや味付け、食べ方の伝統など、おもしろい話がいろいろとわいてくるものです。「へー知らなかった!」という知識には、純粋にたのしく盛り上がれます。