集団で話をするときは、おしゃべり好きな方におまかせしてそのばに居ればなんとかなりますが、一対一でお話する時は自分も緊張しますし、相手の方も緊張をする場合がありますよね。
会話相手の緊張させている要因
ではどのようにすれば、お互いの会話が和らげるのでしょうか。
構えている
まずは構えない事です。
難しい事かもしれませんが、2人だけで話す場合でもできるだけリラックスしていきましょう。相手の方が緊張をされているのが分かったら、とにかく受け入れる気持ちが大切です。自分から「2人だけで改めて話すとなると、なんだが恥ずかしいね。」など、相手の人と同じ気持ちを打ち明けてあげる事で、相手の方も安心されるでしょう。
自分と同じ気持ちでいてくれると分かると、相手の方も先ほどよりも力が抜けてリラックスできる状態になる事でしょう。そういった空間をまず作る事が必要だと思います。そして、表情もできるだけ笑顔で無表情にならない事も大切です。無表情だと、相手が話しがつまらないのかな、自分と話すことが嫌なのかな、と不安になり言葉がスムーズに出なくなってしまいます。
腕を組んでいる
腕を組むしぐさも控えた方がよいでしょう。相手の方が色々と不安要素が増えてきて、話しずらい状況になってしまうからです。ですから、あなたとのお話は楽しいですよと、笑顔で聞きましょう。声のトーンも高い方が明るく楽し気な印象を相手に与えますので試してみて下さい。
相手の話を否定しない
あとは、相手の話を否定しない事です。
話を最後まで聞いていない
そして話をしてくれているなら、最後まで全部聞いてあげましょう。どんなに話の結果が読めたとしても、途中で会話を切るような事はせずに、しっかり最後まで聞いてあげましょう。態度だけでなく、話の内容も受け入れてあげる事がやはり相手の方が安心して、いろいろ話をしてくれるようになってきます。
会話相手の緊張を和らげ方とは?
会話をしていて不安要素がたくさんあると、相手の方は緊張したり相手を警戒してしまい話しが弾まなくなってしまいます。ですから、相手に信用されるような態度をとる事が大切です。
ダメなエピソードや失敗談なども交える
信用していないと人は話をしてくれないものです。ご自分がお話する際も、わざとダメなエピソードや失敗談などをすると、相手も親近感を感じやすくなります。ショーダンなども交えて話をしてあげると、更に良いでしょう。
笑いの起こる話は相手の心をほぐしてくれます。勿論、失敗談のないようにもよりますが、おちょこちょいなエピソードやちょっとしたドジな面を話すことで、相手も心を開いてくれる事でしょう。逆にあまりにも大きな失敗談だと、相手が引いてしまう事もあるので、程度を考えてお話しましょう。
飲み物を用意する
また、なかなか相手が緊張して話が進まないようでしたら、飲み物を出すなどして相手の心をほぐしてあげましょう。皆さんも経験があると思いますが、知らない場所や急いで慌てている時、何か飲み物を飲むことで気持ちが落ち着いた事があるでしょう。沈黙や空気を一転したいときなどは、飲み物の力を借りて一旦リセットしてみて下さい。
その際、女性の場合は甘いものがあると、更に気分がほぐれると思います。甘いものも、心が和らぎ幸せを感じられる食べ物です。飲んだり食べたりの行為は、皆さんが誰しも日常的に行っている行為であるので、そこから会話が弾むきっかけになる事も十分に考えられます。
質問して会話を弾ませる
会話が沈黙してしまったら、何か話のきっかけになるような事を見つける事も大切です。
相手の方のお話を聞きながら、相手の方が興味がありそうな事を質問して会話を弾ませるのも、大切な事だと思います。いかに話の中で、相手の事を知る事ができるかも重要なポイントです。相手の事が分かってくるとどのようにいってあげたら、相手が嬉しい気分になるのか、安心してくれるのかが分かってくるようになるでしょう。
そのころには、相手の方も緊張などなく、話をしてくれている時かもしれません。ですから、相手の心を和らげてあげたいと思いなら、相手の方に興味がある事を表現してあげると、相手の方もスムーズに話がしやすいのかもしれません。自分が下手に出る事で、相手が自然と上の立場に持ち上がり優越感で話をしてくれることでしょう。
最後に
ビジネスの世界でも、相手にどれだけ話しやすい状況や雰囲気を作る事で、商談の進み具合や成功率が変わってくるといいます。話の中に大声で笑って、相手に共感したり、うなずいてみたり、自分はあなたの気持ちが分かりますよとアピールすることで和やかな空間となるようです。
大人も男性も女性も、子供もみんな一緒だと思います。話が弾む状況は、相手が自分を受け入れてくれる態度をしてくれているかどうかです。受け入れてくれていると分かると、人は安心して心の扉を開いて色々と話をしたい気分にさせられるのです。その場の空気が重いと、話を切り上げてでもその場から誰しも逃げたくなりますよね。せっかくお話しする時間があるのなら、お互いが楽しい時間になるように努めると、次にまた会いたいねという気持ちも抱くはずです。