人とのコミュニケーションを円滑に行うためには雑談力を養うことが必要です。仕事や遊び、異性との付き合いの時にも雑談は大切な潤滑油になってくれるものであり、いかに気持ち良く会話ができるかによって相手からの印象が違ってくると言っても過言ではありません。

ただ中には雑談があまり得意ではないという人もいるはずです。どんなことを話したら良いのか分からない、会話のきっかけが上手く掴めないなどでむしろ苦手意識を持ってしまうこともあるものです。しかしちょっとしたコツを知っておくだけで雑談をスムーズに行えるようになります。

広告


雑談力を鍛える基本

雑談力を鍛える基本ですが、重要なのが相手の喜怒哀楽をしっかりと感じ取ることです。雑談ほどその人の心理状態が現れる瞬間はありませんので、いかに敏感に相手の気持ちを感じ取れるかによって会話の質が違ってきます。もし気持ちを感じ取ることができず自分だけ明後日の方向に向いてしまうと、「喋っても楽しくない人」というレッテルを貼られてしまうことにもなりかねませんので気を付けましょう。

相手の心情を感じ取るためのポイントですが、声のトーンや話し方、表情、仕草など、あらゆる情報をキャッチすることです。雑談が上手な人は瞬時に相手がどんな気持ちなのかも理解して反応することができ、そこから寄り添った会話を展開させるのです。ですから情報をいかに正確にキャッチして反応できるかが大切と言えるでしょう。

相手の話をしっかりと聴く姿勢で向き合うことも心がけたいことのひとつです。会話は相手の話を聴くことで成立するものですので、自分だけが主体になってしまう話し方は良くありません。人間は誰かに話を聴いて欲しいという欲求を持つ生き物でもありますから、話を聴いてくれない人はそれだけで敬遠されがちです。しっかりと話を聴き、リアクションを取ってくれる人ほど会話をしたいと思わせることができますから、会話のキャッチボールを心がけて接するようにしましょう。

ところで会話をする際に、相手の目をあまり見ないという人もいるのではないでしょうか。目を合わせるのが苦手という人もいますが、目を合わせるのはとても大切なことです。相手からしても話を聴いてくれていると感じさせることができますし、気を引けることである程度気持ちも満足するところがあります。

しかしながら目を合わせないでいると、興味がないように感じさせてしまったり、時には失礼に当たってしまうこともあるのです。決してにらむように目を合わせ続ける必要はないものの、時折は相手の目をしっかりと見て会話を行うように心がけることも大切です。

情報を持っておくことも欠かせません。雑談が苦手な人の特徴に、情報がないために話題を展開させることができなくなっていることが多いです。知らないことに関しては上手く話すことができないものであり、リアクションとしてもいまいちになってしまいがちです。一方、情報を持っている人は関連する話題をどんどん出すことができ、そこから会話も上手に広げていきます。

情報を集めるにはアンテナを張って積極的に物事に関心を持つ姿勢が大切と言えるでしょう。広く浅くでも良いので知識として持っておけば、とりあえずは会話をすることができるはずですし、それだけでも雑談を上手くできるようになります。できればディープな知識も持っておくともっと掘り下げて会話ができますので、気になることがあったら積極的に調べてみるのもお勧めです。

なお、情報集めの手段として手軽なのが朝の情報番組です。そもそも朝のニュースは忙しい人でも簡単に情報を集められるように、政治や経済、芸能、音楽、アイドル情報などに万遍なく触れています。旬の話題を手軽に知ることができますし、その日の雑談も案外朝の情報番組から出てきたりします。広く浅く情報を得るためにも最適ですから、準備の合間にも目を向けてみると良いでしょう。

万人受けするであろう鉄板ネタを持っておくのも雑談力を鍛えるためのコツです。時には自分からも積極的に話しかけてみることも必要ですが、その時のネタ選びがとても大切です。相手が興味を持たないようなネタでは会話も盛り上がりにくいですし、「つまらない話をふってくる人」という嫌な印象まで持たれてしまい兼ねません。しかしながら誰でも会話が成立しそうなネタさえ持っておけば、それなりに話を展開させられます。

そしてより上手く雑談をするためにも相手の性格を見極めることも欠かせません。無難なネタを武器に会話をするのも良いのですが、相手が乗ってきそうなネタの方がより楽しく話せるはずです。例えば音楽が好きそうな相手ならミュージシャンなどの話題で攻めてみたり、おしゃれな人ならファッションが好きでしょうからブランドなどの話をしてみるなど、相手によってネタを使い分けられるようになれば雑談も怖くありません。

努力次第でいくらでも雑談力は鍛えられるものですから、基本のコツを押さえて上手に会話ができる人を目指してみましょう。

【PR】テレビ朝日系コンテスト「全国1位」アナウンサーが明かす「トーク&セミナーの達人」講座DVD