9月の話題についてのお話です。9月は夏が終わり、秋へと季節が移る時期になります。まだ残暑がきびしく夏の暑さが残っています。夏休みが終わり、子供や学生は新学期で学校が始まります。のんびりとしたお休み気分からまじめに勉強をするモードに切り替えなければならないという時期です。
中学生たちは夏休みの間、花火をしたり夏祭りに行くなど、毎日のんびりと遊んでいてうらやましいなぁと思いました。自分にもそんな時があったのですけどね。でもその反動で9月に入ると、学校に行き授業が始まり、とても憂鬱なのが伝わってくる気がしました。人生は楽しいことだけではないので、それも仕方のないことです。大学生は9月まで夏休みがあることがあります。アルバイトや就職についての活動などをしている方が多いのでしょう。
1日は防災の日です。日本は地震や台風などの自然災害がとても多く、災害に備え防災グッズは必要です。常に心に入れておきたいですね。台風が多い季節です。関東や東北ではそれほどではありませんが、九州の方にとっては、とても怖く切実だといいます。備えを万全にして、台風が通りすぎるのを待つのです。私は以前、伊豆七島の神津島へ行ったことがありましたが、台風と群発地震にあってしまいました。小さな島なので津波も怖かったですし、本当に大変でした。災害の多い日本に住んでいることを実感する体験です。
またアメリカの同時多発テロが911にありました。世界情勢が気になるところです。イスラム世界やアメリカの大統領、北朝鮮の動向など、いろいろな懸念があります。
8月の終わり頃からこの月にかけて、鈴虫などの秋の虫がなき始めます。あの声を聞いているととても寂しい気分になります。何となくもの悲しいような切ないような。夏の終わりを惜しむかのように、一生懸命にないています。知人が鈴虫を飼育しています。お部屋の中に小屋のようなものを置いているそうですが、そのなき声に癒されるそうです。季節感があり、風情がありますね。都会ではあまり聞かなくなりました。
1年で最も月が美しいといわれる「中秋の名月」があります。晴れた夜空に見る月はとても美しく、心が洗われるようです。月には自分自身の心がうつるそうです。美しく見える人の心は美しいのだと。そんなふうにゆっくりと夜空を見上げる時間は大切です。自分自身を見つめて振り返るきっかけになりそうです。お月見をしながら、哲学的なことを考えるのも素敵ですね。
秋はコスモスが美しい季節です。コスモスが咲き涼しい風が吹くと、秋の訪れを感じます。秋のバラもきれいです。春に咲くバラと秋に咲くバラは違うのだそうです。同じバラでも雰囲気が違うのだと。春のバラは爽やかな印象で、秋のバラは落ち着いている印象です。きっと周りの植物や風景の影響があるのかもしれません。でもお花は私たちが考えている以上に、季節やその他の何かを感じとっていて、秋という季節にあったバラを咲かせているのかもしれません。
以前、「赤秋」という言葉があることを知りました。「せきしゅう」と読みます。「青春」という言葉の対比として誰かがつくった言葉です。青春は若く生き生きとした季節。命の輝きがキラキラとしエネルギーがあふれています。赤秋は、落ち着いた大人の季節の言葉。秋の紅葉に似た美しさです。青春のようなパワーではなく、時を重ねて来たからこその輝きです。とても素敵な言葉だと感じました。高齢化社会の現代に、年齢を重ねるからこその魅力や、人生の楽しみ方を見出していくヒントになりますね。
17日は敬老の日です。今はお元気な高齢者が多くいらっしゃるので、どの方は敬老の日の対象なのか迷ってしまいます。90過ぎの方がいらっしゃって、その子供の世代も70代になります。元気で長生きは素晴らしいです。年齢を問わず、女性は美しく、男性はダンディでいたいようです。私は美容の仕事をしていて、ご高齢の女性に「キレイになりたい。」という言葉を何度の聞いたことがあります。女性はいくつになっても美しくいたいものなのだと実感しています。
9月23日頃に、秋分の日があります。昼と夜の時間がほぼ同じになる日です。秋のお彼岸で、亡くなった祖先を敬い、お墓参りに行くことも多いのではないでしょうか。暑い夏と涼しい秋の間に祖先に想いを巡らせます。
私の誕生日は9月なので、乙女座です。星座の話題も楽しいものです。必ずしも当たるということではありませんが、傾向はあります。乙女座は繊細でロマンチック。空想の世界が好きです。でも現実的なところもあり。それぞれの方の星座をお聞きすると話がはずみます。後半はてんびん座です。
芸術の秋、読書の秋、スポーツの秋などたくさんの楽しみがあります。実りの秋でもあり、おいしいものがたくさんあります。食欲の秋で、太らないように気をつけないといけないですね。